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【 2025/07/22 15:19 】
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一昨日、昨日と1泊2日遠征して帰ってきました。
オギーの宝塚最後のショー・・・好きです。大好きです。
雰囲気的には「タランテラ」に近い感じかな。
芝居の水さんじゃないけど、「死なせてたまるか、生きろ!!」って叫びたくなりました。
やっぱり、オギーをヅカから失いたくない・・・。

贔屓組となると諸事情でかなり偏った見方をしてまして(笑)
一応HPのコンセプトとして

全組満遍なく、宝塚が好きであれば誰でも楽しんでもらえるものを

というのを掲げてるつもりなので、このブログでは感想は原則自粛してます。
ただ、最後の場面のインパクトがすごかったのでそこの感想だけ。

ここからは私の個人的な、勝手な解釈です。
もしこの作品をオギーが辞めるというニュースを聞く前に観ていたらたぶんこんな捉え方はしなかったのでしょうが・・・。

第6場(祝祭)
・緑の衣装で出てくる水さん。さゆに導かれるようにして銀橋へ。
・ひたすら白で出てくるみんな。
 神輿にのってるマヤさんに箱舟みたいなのに乗ってる娘役さんもいる。
 笛とかタンバリンとか楽器を演奏している人もいる。まさに祭。
・みんながいろいろ歌うので誰がどこを歌ってるのか把握しきれない・・・。
 ゆみこ、桂ちゃんにはまこにゆめみ、ヒメ・・・かおりも短いがソロをもらっている。
 地響きのような大音量。
・となみ、ゆみこ、桂ちゃんの3人はスパンコールきらきらの金の衣装。
 となみのきんきら衣装の裏地は赤・・・それは・・・。
・途中から水さんが血まみれの衣装で登場する。
 そして、ここで宝塚の方程式を大きく覆す事態が起こっている。
 トップが一番派手な衣装を着るのが当たり前の宝塚において、スパンコールもない一番シンプルな衣装を着て出てくるのだ。
 娘役トップ、2番手、3番手がきんきらなのにもかかわらず。
 なぜか・・・それは・・・。

第7場(眠り)
・祭も最高潮に達したところで突然降ってくる雪。
・キンキラの3人を残し、水さんを囲んでいた白衣装の人々はそれまでの祭がウソであるかのようにさーっとフェードアウトしてしまう。
 そんな中、透水さらさちゃんの歌う主題歌のカゲソロをバックに銀橋へ出てくる水さん。
・やがてキンキラの3人も・・・ゆみこは上手、桂ちゃんは下手に去り、となみは中央でセリ下がる。
・そして銀橋を渡った水さん、下手花道で眠るようなポーズでセリ下がり、幕。
 ドーンという重い音を残して・・・この意味深なラストは・・・?

第6場以降の水さんはおそらくこれを最後に宝塚を去るオギー自身。
水さんを除く出演者は宝塚の舞台そのもの。
歌声に満ちた、明るく華やかでにぎやかな夢の世界。

最初、緑の衣装で出てくる水さんは宝塚の世界で上手くやっていた頃のオギーの姿。
だから、その世界の中にあっても違和感はなく周りともちゃんと溶け込んでいる。

が、やがて作風その他諸事情で宝塚の世界と自分自身に隔たりが生じてくる。
途中、緑の衣装を脱ぎ捨て血まみれで浮かび上がってくる水さん(=オギー)。
その姿に装飾はない。
素の、ありのままの姿。
そして、異質で、浮いている。
それはオギーが宝塚に対する隔たりと(=宝塚に残ろうと格闘して)戦った果ての姿のようにも見える。

雪の中フェードアウトする華やかな世界・・・それは宝塚の世界との別れ。
雪が降っているのは、最後の作品が雪組というのにかけているのかもしれない。
銀橋を歩く水さんは宝塚を去り、次の世界へと旅立つオギーの姿。
そして下手花道でセリ下がる時の水さんの眠るようなポーズ・・・それは宝塚でやりたいことをやって燃え尽きたオギーの姿。
だから、ふっと満足したような笑みを浮かべてセリ下がっていく・・・。

ソロモンの制作に取り掛かる頃には退団も決まっていたでしょうしね。
宝塚との決別をオギーなりに表現した結果が第6場以降の流れなんだろうな、と思いました。

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【 2008/09/16 20:19 】
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