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【 2025/07/25 10:53 】
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明日からムラ遠征で朝早いから・・・と寝たものの暑さで目が覚めた。
明日観る公演の友人の感想を寝ぼけ眼でみて・・・このニュースを知った。
眠気はどっかへとすっ飛んだ。

http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/080913/takarazuka.html

荻田浩一氏「ソロモンの指輪」を最後に宝塚歌劇団退団へ

さて「螺旋のオルフェ」(99年)で大劇場デビュー、ショーに芝居に独特の世界で根強いファンを獲得している若手演出家、荻田浩一氏が上演中の雪組公演「ソロモンの指輪」を最後に宝塚歌劇団を退団することになった。
劇団の慰留にも本人の意志は固かったとかで、今後は外部での幅広い活躍を目指すとか。
宝塚歌劇にとっては惜しい人材の流出だ。

オギィィィィ!!!(涙目のファンその1)

一部ウワサでは出てたけど・・・本当だったなんて・・・
一番好きな宝塚の演出家が去ってしまう・・・なんで今???
ご贔屓がトップになる日が来たらいつかショーであたってほしいな・・・そんな漠然とした夢を抱いていたのに。

オギーの作品は、万人受け、ではない。
なぜならものすごく抽象的だから。
オギーの作品についての私の評価ははっきりしている。

ショーは大好き、でも芝居はダメ

「パッサージュ」「ロマンチカ宝塚04」「タランテラ」・・・大好きなショーが並ぶ一方で「螺旋のオルフェ」「聖者の横顔」など芝居は苦手だった。
宝塚のショーはすごく抽象的で、明確なストーリーというものはない。
ストーリーダンスのようなものもあったりするけど、漠然と歌って、踊って・・・裏を返すと「何が言いたいんだ?」ということにもなる。
私もファンになった当初(=小学生の頃)はショーが苦手だった。
何が言いたいのかよくわからなくて、だからストーリーがはっきりしてる芝居の方が好きで。
ただファンとして時間が経つにつれ、「ヅカのショーってこういうものなんだ!」と理屈で考えずにみるようになり、一応ファンからみるとある程度の方程式(オープニングがあって、フィナーレにはトップコンビのデュエットダンスや黒燕尾があることが多くて・・・)があるのでショーの見方も覚えていき・・・やがてショーの方が好きだと思うようになっていった。

オギーの作品は平安時代の和歌のようだな、と思っていた。
ただ字面だけみると景色の美しさを歌っているように見えるけど、別の見方をすると「あなたが好きです」みたいな別の意味にも読み取ることができる恋歌のような多面性がある。

例えば、2年前の「アルバトロス、南へ」。
前雪組トップスター・朝海ひかるのサヨナラバウとなったこの公演はまさにオギーの和歌っぷりが炸裂した舞台だった。

下積み時代、一言しか台詞がなかった頃の彼女の台詞がある場面で突然出てくる。
全く違う音楽で、かつて彼女が舞い、評価の高かったシーンと同じ振付を踊る。
今まで彼女が演じた役の服装をした他の出演者が現れ、何気ない顔で踊っている・・・。

普通にみても楽しめるのだけど、朝海ひかるを知っていればいる程、裏の意味が読み取れてツボにはまる・・・そんな舞台だった。
ただ、それは「一部の人しか理解できない」=「万人には理解できない」ということでもあり。
ショーではその抽象的な部分がうまくはまってよかったけど、芝居になると抽象的すぎて私は苦手だった。
「アルバトロス、南へ」もショー部分は大好きだったけど、芝居(特にいづるんとの2人芝居のところ)は苦手だったしここははまる人と私のように脱落する人で評価がはっきり2分してた。

とりあえず、オギーのヅカ最後の舞台がご贔屓のいる雪組にあたったことが、まだせめてもの救いだった。
明日から東京公演千秋楽まで何度か観ることができるので・・・オギーのヅカ最後の舞台を精一杯堪能したいと思います。
嗚呼(涙)

そういえば、斉藤恒芳さんの音楽はどうなるんだろう・・・最近オギー以外の作品でも曲担当してるからこっちはそのまま・・・だと信じたい。

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【 2008/09/14 00:10 】
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