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【 2025/07/22 02:36 】
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昨日は会社にお休みを頂いて「忘れ雪」の初日を観劇してきました!
実は前日会社の上司が風邪でダウンしまして正直休めるか微妙な状況だったのですが・・・なんとか後輩に休みの間のことを託し休むことが出来ました。
最近風邪やインフルエンザが大流行していて、会社でも倒れる人続出だし、学級閉鎖とかも出てるみたいなんで風邪には皆さんも気をつけてくださいね!

昨日はバウで1回観てたのと、バウのお茶会でご贔屓から色々と裏話を聞いていたのもあって1回目より楽しんで観ることが出来ました!
日が経たないうちに『忘れられない』公演の感想を書き残しておきます・・・。

【第1幕】
・ヒロインの深雪(みみちゃん)は小学生時代から始まるため、ランドセル姿で登場。
 研2だからできる荒業。
 ・・・こりゃあ下級生じゃないとムリだな・・・。
・高校生時代の桜木は別の子(帆風成海)が演じている。
 桂ちゃんでも全然高校生いけるのに!と観劇前思っていたがこの後演出上の理由であることがわかる。
・桂ちゃん登場。
 ポスターと同じヨン様ルックスで主題歌を歌うが・・・
 
 冬ソナにみえたのは私だけでしょうか?
 
 主題歌もどことなく冬ソナの主題歌っぽかったような・・・。
・主役の2人はヒロインの飼い犬・クロスを通じて出会う。
 なのでクロスをどう舞台上表現するのか上演前から注目が集まってましたが・・・結果はぬいぐるみ。
 桂ちゃん以下の出演者も誰かがクロス役になるのではと予想している人が多く、犬の鳴き声まで練習していたらしいですが・・・。 
 そして動きはパペットみたいな感じで下級生が操ってましたね。
・東京初日ということもあってか初見の人が多く客席の反応が新鮮。
 クロス登場のたびに爆笑が起こってました。
 犬のパペット使いや桂ちゃんとかなめの友情ソングの「猫に明太子」のところでも笑いが起こってました。
・クロスの育て方・・・スクリーンに犬の育て方みたいなのが出てきて深雪が桜木の協力を得ながら犬を育てる様子が描かれる。
 ここで深雪が小学生なりに桜木を好きになっていく様子を描こうってことなんだろうけど、ここは正直いらない気が・・・。
 それよりかは伯父(あーたん)にクロスを飼うのを反対されるところとかを入れた方が深雪の孤独な生い立ちが浮き出た気がする。
 ここではヒメがソロで歌ってました。
・深雪が引っ越すことになり、桜木に7年後の約束をして別れる場面は7年後、獣医になった桜木が手術をしている場面と並行して表現されている。
 ここら辺原作通りなんだけど、上手くつくったなぁと思いながらみてました。
 ここの桂ちゃんの手術道具を扱う手の動きがかっこいい。
・ご贔屓がお茶会で小道具が細かいとベタ褒めしていたのでつい動物病院のセットに目がいってしまいました。
 我が家には猫が8匹いるので動物病院には実際にいったことがあるのですが・・・確かにあれはよくできてる。
 ドッグフードとか受付とか手術室の様子とか細かい。
 桜木と深雪が飲む缶コーヒーはUCCだし、桜木のカルテもお茶会によると日替わりらしい。
・BARアルカトロス・・・かなめがサックス生演奏してる。
・続けて桂ちゃんとかなめの歌・・・あれを歌詞にするか!?

 「高校も大学も同じクラス~ でも学部は獣医学部と医学部~♪」
 「高一の時の奈良岡と高見・・・」(←桜木君が高校時代に振った女性の数々)

 確かに原作通りだけど・・・でもかけあいそのものは面白かったです。
 一昨日かなめの組替えが発表されたばかりだったので観ててうるっとくるものがありました。
・今回キングが桂ちゃんの病院の助手の役なんだけど、2箇所鼻歌を歌うところがあってこれが毎回アドリブ!!
 昨日は「雪やこんこん」とベルばらの「愛あればこそ」でした。
・何箇所かあるBARアルカトロスの場面で桂ちゃんが本物の飲み物を飲んでるところが1箇所だけありました。
 確か遊園地デートに誘われるシーンだったような・・・。
・桜木と深雪の遊園地でのデートシーンではマーチングバンドが登場。
 なんと主役の2人はキックボードで舞台狭しと滑りまわっております。
 「深雪さ~ん♪」とか言いながら・・・もはやノリはお花畑。
 この作品唯一の楽しい場面です。
 鼓笛隊に混じってロケットみたいに足をあげるところもあり。
・クロスの死はスクリーンに心拍機が出てきて、それが平行になることで表現。
 ここは上手く考えたなと思いました。
・桜木は深雪の手紙から7年前の約束を思い出すところは微妙に原作と変わってましたよね。
 舞台では桜木宛に手紙が届いて・・・だったけど、原作では深雪の家に1度行ったことがあって、そこを再び訪ねることでキャンバスの絵と一緒にみつけるんです。
 ここは原作通りの方がよかった気が。
 一応キャンバスの件は台詞で出てくるんだけど、原作読んでないととわからないと思う。
 一幕の最後が深雪の部屋だということ自体も・・・。

【第二幕】
・2幕は桜木の夢からスタート。
 今回フィナーレがないのでキムミミ唯一のデュエットダンスです。
 みみちゃんもピンクのロングドレスだし、この場面かなり好きですね。
 児玉先生、こういう場面をもっと入れて・・・(以下自粛)
・やっとナガさん(かなめのパパで大物政治家役)&きたろう(その秘書)が出てきた。
・みなこが演じる静香君は桜木に片思いという役どころ。
 深雪に惹かれていく桜木の姿に耐え切れず暴走してしまいます・・・この暴走が非常に怖いー。
 桜木を深雪にあわせないために犬を使ってある行動に出るんですが・・・家に猫を8匹飼ってる身としてはここには恐ろしくて書けません。
 で、その内容を携帯電話で共謀者(かおり)と話してるところを桜木に聞かれてしまうんだけど・・・。
 この演技が非常にうまかった。
 時折小声にしたりして緩急つけて話すのがリアリティありまくりでした・・・。
 こんな人が近くにいたらマジで怖い。
 原作ではもっとものすごいことをやらかすんですが・・・。
 桂ちゃんのこの場面の突き放したような演技もよかったな。
・あぁぁ拷問シーン(生徒はボコボコシーンと呼んでるらしい)きたー(大泣)
 先に弟のせしるがやられております・・・(お茶会情報ではここは生徒が話し合いで振りを考えたとのこと)
・いやーな予感と思ってると桂ちゃん登場・・・あああああ。
 これかなり本格的なんですよ・・・きたろうが核でぼこぼこにするんだけどながーい木の棒もってるし。
 桂ちゃん地味に側転とかしてたりします。しかも長い。
・桂ちゃんが殴られるところは「ディオーム」という世界陸上のAQUA5の歌でバックダンサーも務めたダンスチームの人が殺陣をつけたそうです。
 殴られる側だけでなく、チンピラ連中も含めた殴る側の動きも重要なんだそうな。
・あまりに殴られ続けて意識をとばしたのか途中でなぜかスクリーンにマリア像が映し出され深雪の姿が。
 ・・・なんでここがこんな演出なのか未だによくわからないのですが。
 あと蛇の男女が出てくるんだけど、これは劇中で出てくる心理テストつながり?のようです。

 【心理テストの内容】
 恋人が魔女に魔法をかけられて蛇になってしまいました。
 あなたならどうする?

 1.気づかないふりをする
 2.なんとか魔法を解こうと努力する
 3.自分も蛇になる

 心理テストの結果はというと・・・
 1.を選んだあなたは、相手を傷つけないようにという弱者の優しさ
 2.を選んだあなたは、とても芯が強い人。
 決して諦めず、醜い姿に変わり果てた恋人から目を逸らさず、真正面から全力投球で魔法を解こうとする強者の優しさ
 3.を選んだあなたは、蛇になった人とともに堕ちて行こうとする、破壊的な優しさ

・うわーと思ってるとやっと助けが!
 かなめが助けにやってきます。遅いよかなめ!!
・ぼろぼろになりながら深雪のもとへ向かう桜木・・・桂ちゃんぼろぼろ演技うまかったです。
 階段上るところとかぜーぜー息も絶え絶えに台詞言うところとか。
・深雪と再会するも死んでしまう桜木。

 原作では静香が深雪を殺そうとナイフ片手に襲ってくる
 →かばおうとした桜木が刺されて死ぬ

 なんですが、さすがに宝塚でそれはという話になったのか暴行がもとで死亡になってました。
 ちなみに原作では静香は桜木を刺した後、田園都市線の○賀駅で飛び込み自殺というオチまでついてます。
 桜木動物病院自体がこの近辺にある設定ですからね。
 沿線住民としてはリアリティありすぎでさらにおそろしいです。
 通勤で毎日通ってるし!!
・フィナーレはなし・・・お辞儀だけです。
 そういえば、舞台上でチェロを演奏してる人がいましたが・・・あの演出の意図もナゾ。
 それよりかはフィナーレをつけてほしかったな・・・・・・。
 
で、終演後の挨拶。
かなりうろ覚えですが、まずは組長のナガさん。

「本日はバウ・ピュア・ストーリー『忘れ雪』日本青年館初日をご観劇くださりありがとうございます。
 今回のお話は一人の人間を一途に愛する純愛物語でございます。
 今回の舞台を御覧頂いてお客様の心を温かくできれば、と思って公演しておりますが皆様の温かい拍手に演じているこちらが温かくなりました。
 ・・・ではお待たせ致しました!
 日本青年館初主演の音月桂よりご挨拶申し上げます」

「日本青年館初主演の」のところで周りの出演者にはやされ、客席からも拍手をもらった桂ちゃんは照れて自分の顔を隠す仕草をしていました。
そして桂ちゃんの挨拶・・・カーテンコールも含めて3回挨拶。

・組長さんの話にもありましたが私も皆様の温かい拍手に心が温かくなりました。
・(カーテンコールで)皆様のおかげでホッカイロもいらないくらい心が温かくなっています。
 もう脱いじゃおうかしら(とコートを脱ぐ仕草。横ではヒメが身体をくの字にしてウケていた)
・外は寒いですが皆様くれぐれも風邪をひかないようにしてください。
 そして寒いときは「忘れ雪」を観に来て温まってください。

確かこんなことを言っていた気がする。
1回目の挨拶の後だったかな、桂ちゃんがかなめの肩に手をやって抱き寄せる瞬間があってじーんときた。
かなめの星組組替えの発表があったばかりなので。

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【 2009/01/24 09:52 】
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数日前の話ですが、カプコンHPに宝塚版「逆転裁判」のあらすじが出ましたね。

http://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/takarazuka_story.html

アメリカの話になってるのでなるほど以下の役名もアメリカ移植版の名前になってます。
ヒロインはなるほどが救おうとする冤罪の容疑者か。
ポスターのイメージからヒロインは「蘇る逆転」の5話に出てくる巴に近そうって思ってたけどストーリー的にもちょっと近そうな感じですね。
自分が犯人だと言い張るところとか。
で、幼馴染&なるほどの元カノの設定と。

一応もとのゲームではなるほど、御剣、矢張の男3人が同級生なのだが・・・。
そういえば逆転裁判の一番最初の話は矢張が冤罪の容疑者だったな。

オリジナルではどちらかというと真宵がヒロインっぽい(実際恋愛関係ではないのだが)ので、このストーリーをみる限り真宵は出なさそう。
(服装も霊媒師の格好をしていてジャパニーズだしね)

あとこちらには主要キャスト3人の扮装写真が載っております。
http://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/takarazuka_charactor.html

なるほどのらんとむは反論する時の紙をぺしぺし叩いてる図。
逆転裁判やってる人にはおなじみのポーズですね。
オリジナルやってる身から言わせてもらうと髪はもうちょいギザギザにしてほしいかな・・・。
あのギザギザ頭がなるほどのトレードマークなので。

七帆さんの御剣は髪型といいアンドレ・グランディエな(毒入りワインの場面ってこんな感じの服着てません?)服装といいオリジナルの御剣そのまま!!
いい感じですよ、これ。
私はなるほどより御剣の方が好きなので、こっちの方が興味ある。

舞台観たいけどチケ難なんだろうな・・・。
ゲーマーな前の会社の同僚が興味示してるからチケットとれたら観に行きたいんですが・・・。

そういえば「逆転裁判」は2まで終わりました。
これから3に入るところ。
ゲーマーの友人曰く、3が一番面白いらしいので楽しみです。
といいつつ2週間以上ほったらかしてるわけですが(笑)
 


【 2008/12/21 20:06 】
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うちの会社のイントラにはトップページにその日に過去起こった歴史的な出来事が

1867年 大政奉還

みたいな感じで表示される欄がある。
今日、会社でこの欄をみると・・・

1956年  カストロ、キューバ上陸
       82人の革命軍兵士を率いて(キューバ革命の発端)

これってひょっとして・・・いや・・・ひょっとしなくても・・・。
「マリポーサの花」終盤の戦闘シーンのモチーフとなった戦い・・・

関連記事:「マリポーサの花」 学ぼうキューバ革命(2008年9月20日)
http://passionswallow.blog.shinobi.jp/Entry/15/

その瞬間マリポサの戦闘シーンが脳裏に思いっきりフラッシュバックしたのはいうまでもありません。
あれってこんな寒い時期だったんですな。
・・・ってキューバって南国だから年中寒くないんだろうな、たぶん。

まだ公演終わって1ヶ月も経ってないのにみんな既に次の公演の稽古まっしぐらですもんね。
私も「忘れ雪」の原作いい加減読まなくては・・・未だ・・・96ページです・・・(自爆)


【 2008/12/03 23:00 】
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今日、一人のトップスターの退団が発表された。

星組主演男役 安蘭けい退団のお知らせ
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/517eefe884f7575227aced29f77dce0f.html
星組主演男役 安蘭 けいが、2009年4月26日の東京宝塚劇場公演『My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)』-愛する我が街-(仮題)、『ア ビヤント』の千秋楽をもって退団することになりましたのでお知らせいたします。

前から退団を予感させるものはいくつかあった。

上にもある次作「ラ ビヤント」がフランス語で「またね」というサヨナラを予感させるタイトルであったこと。
来年の各種宝塚カレンダーの掲載月が4月以前に集中していたこと。
そして、自伝の出版。

予測はしていても、いざ発表されると寂しいものですね・・・。
とうこさんは初舞台後の配属から2000年の星組組替えまで雪組で過ごしていたので下級生時代からよく知っています。

よく、宝塚と歌舞伎が対にみられることがある。
男性だけの歌舞伎に対して、女性だけの宝塚。
そこだけみれば確かに似ているが、決定的に違う部分がある。
それは、ファンが応援できる期間。

正直歌舞伎に対する造詣はそんなに深くない。
年に1,2度放送される勘三郎とか橋之助のドキュメンタリー番組をみるくらいだが。
歌舞伎は徹底した血筋=DNAの社会だと思う。
養子でトップクラスに君臨している坂東玉三郎という例外はいるが、大半が歌舞伎の家に生まれ育った人達だ。
生まれて、3歳くらいで初舞台を踏み、親に芸を叩き込まれながら少年になり、大人になり。
やがて結婚し、息子が産まれ、その息子が初舞台を踏み。
さらに時は流れ、息子にさらに息子が産まれ、その息子が初舞台・・・。
一生かけて応援していくのが歌舞伎の世界だと思う。
だから同じ演目を数十年演じ続けるとか歌舞伎の世界ではザラだ。

一方、宝塚はそうはいかない。
舞台に立てる期間が限られてるし、その中でも中央=トップとして君臨できるのはラスト数年間だ。
春日野先生や轟理事という例外はいるが、彼女達も専科に行く時点で「○組トップ」という座は譲っている。
ずっとトップでいられないのが宝塚の世界。
ひとときの夢・・・だからファンとしては燃えるんだけどね。
応援自体が限られた時間しかできないことだから。

たまーにご贔屓が退団する時、自分はどうなってしまうんだろうと思うことがある。
現時点ではまだまだ先の、いつかもわからない遠い先だけど、いつかは今日のとうこさんのように退団が発表される時がやってくるんだよね。
正直、20年に迫るヅカファン生活の中でもFCに入って活動して・・・って形で応援するスターさんは今のご贔屓が初めて。
つまり、大好きなスターさんが退団する、という経験はしたことがないのです。
その時に自分がどうなってしまうのか?

・・・今の時点では想像つかないな。
ヅカから卒業してHPを投げ出してそうな気もするし、ヅカなしでは生きられない身体になってるからなんだかんだ言いながら観てそうな気もする。


【 2008/10/14 22:28 】
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このブログ、滅多に人はやってこないのですが「ソロモンの指輪」の感想を書いてからブログに来る人が俄かに増えてびっくりしてます。
調子に乗って今日は「ソロモンの指輪」と併演の「マリポーサの花」について。
といっても例によって偏った見方をしてるので(誰のファンなのか既にバレまくってる気もしますが)個人云々・・・は置いといて歴史的な背景と絡めて書きたいと思います。

今回の雪組公演「マリポーサの花」は一応『架空の国家』のお話ということになっています。
が、以下の内容からキューバ革命がモデルとなっているのは明らかです。

・タイトルの『マリポーサの花』=キューバの国花
・政治犯がメキシコに亡命したり、水さんの台詞にも「メキシコまで泳いで逃げる」などメキシコという言葉が何度か出てくる。
・桂ちゃんが劇中で歌ってる「Sabor a Mi」はキューバの歌手、ロベルト・ファスの大ヒット曲である。

キューバ革命についてはWikiに詳しく載っていたのでこちらをみるとわかりやすいかと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E9%9D%A9%E5%91%BD

上の内容をみると、今回の登場人物で少なくともこの2人は確実にモデルが存在することがわかります。

サルディバル大統領(未来優希)→フルヘンシオ・バティスタ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%BF

チャモロ(大湖せしる)→フィデル・カストロ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD

他にも、

第二次世界大戦後の1952年に軍事クーデターによって政権を獲得したバティスタも、親米政策をとり合衆国からの援助をうけつつ独裁体制の強化を図ったが、学生組織や左翼組織による反バティスタ運動が高揚していた。

という記述から、水さん扮するネロとゆみこさん扮するエスコバルは1952年の軍事クーデターに関与した人物、桂ちゃん扮するリナレスやひろみ扮するラファエロは学生組織や左翼組織による反バティスタ運動に参加している学生であることがわかりますし、この物語の最大の見せ場は終盤の戦闘シーンですが、この戦闘も史実に基づいています。(下の記事の棒線部分)

(上のWikiより)
カストロ兄弟(=チャモロ)は程なくメキシコに亡命、同じ境遇の追放キューバ人を糾合し、再度バティスタ(=サルディバル)を倒すために戦う準備を行った。
メキシコでゲリラ戦の訓練を行った彼らは1956年11月、現地調達した8人乗りのプレジャーボート「グランマ号」に合計82名で乗り込みメキシコを出発した。
カストロは、事前にキューバへ戻ることを公言していたため、祖国に上陸した途端、たちまちバティスタ軍に包囲され多くの仲間を失ってしまう。
何名が生き残ったかに関しては論争となっているが、12名を残して全てが上陸後の最初の戦闘で殺されるか捕らえられるかした。
捕らえられたゲリラのうちの数人は特別裁判の後処刑された。
カストロ兄弟及びゲバラは生存メンバーであった。
残った12人はキューバ東南部のマエストラ山脈に逃げ込みゲリラ活動を開始する。
なお、彼らの上陸した場所の付近は当時オリエンテ州の一部であったが、後にグランマ州と名づけられた。

ってことは、水ゆみがクーデターに関与してからこの戦闘まで4年くらいってことですね。
この戦闘、今までの宝塚にない感じです。
宝塚の戦闘シーン、というと「ベルサイユのばら」のバスティーユの場面を思い出す人が多いでしょうがあれとは全く違う系統ですね。
暗い中絶え間なく響く銃の音、迷彩服を着て無機質に動く大統領側の兵士、そして銃を撃ちつつ走り回る水さん以下チャモロ側の人々。
戦場の臨場感がすごく出てます。
しこを踏むような振りはあれ?って感じですがド迫力です。
ラスト、水さん達チャモロ側は大統領側の兵士に追い詰められ、そこがスローモーションになるんですが、ここもリアルで。

そうそう、「マリポーサの花」といえば原曲を探している身としては非常に気になっていることがあるのですが・・・。
それはまた別の機会に。
 


【 2008/09/20 19:44 】
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