気づけば前の更新から3週間近く経過してました・・・。
今日は前の仕事のことを書こうと思います。
HPを始めた時のきっかけにも書いてますが、私は前職でSE=システムエンジニアという仕事をしてました。
簡単に言うと、企業のそれまで手作業でやっていたような業務をシステムという形で機械的に出来るようにすることで、企業の業務負担軽減→効率化を目指す仕事です。
手順としては、
①システム化したい業務内容について顧客(=システムを使って仕事をする企業の担当者)に対する聞き取りを行い、構築するシステムの要件を明らかにする。(要件定義)
②①で明確にした構築するシステムの要件をどうしたら実現できるか考え、構築するシステムの設計を行う。
③②の設計をもとにシステムの開発(要はプログラミング)を行う。
④③でつくった内容について、②の要件通り動くかテストする。
このテストで発見されたバグがあれば、修正を行う。
⑤テストに合格したシステムをリリース(=稼動開始)する。
⑥稼動したシステムの運用管理を行う。(定着化)
こんな感じなのですが、仕事をしてる時は本当に大変でしたね。
完成したシステムからああだこうだと言うのは簡単だけれど、つくる時点では何もないわけです。
システムのレイアウトはどうするか、データ構造はどうするか・・・など全て手探りで考えてつくらなければなりません。
「産みの苦しみ」という言葉がありますがその通りでこの仕事に携わっていた時は忙しく、1ヶ月ほぼ休みなしで毎日終電なんて時期もありました。
しかもできたシステムを使って仕事をするのは自分でなく顧客=企業の担当者なわけで、自分よがりになってしまってもダメ。
どんなに残業してつくろうが使った側に「使い勝手が悪い」「イメージと違う」と思われてしまったら仕事としては×なのです。
そのかわり、企業の担当者に仕事が楽になったとお礼を言われたりするととても嬉しかったですが・・・。
今はこの仕事からは離れ、全く違う仕事をしています。
前の仕事はひたすら自分で考え、それを形にする仕事でしたが、今の仕事は業務をミスや遅れなく正確にやること、人間で言えば病気にならず健康体でいられるようにすることに重きが置かれています。
(勿論、自分で考えて形にする仕事もゼロではないですが)
最近、前の仕事って宝塚の生徒さんの仕事と似てる部分があると思うことがあります。
私達観客が観るのはセットも衣装も歌も全てができあがった状態です。
でも実際演じる側の立場からみてみると、最初にあるのは台本だけ。
髪型や台本に描かれていない仕草、性格、娘役さんならアクセサリーとその辺は全て自分で考えてつくっていくわけですよね。
かつ、そうやってつくったものをみて良し悪しを判断するのが自分でなく他人(=観客)というところも前の仕事と共通してるなと思います。
以前あるスターさんが「舞台の結果に数字のような明確な答えというものは存在しない」と雑誌のインタビューで書いてましたがほんとその通りだと思います。
今自分がつくってるHPは「宝塚で使用された曲の原曲を紹介する」ことを主な目的としてるわけですが、つくる人によっては全然違うものになるんだろうなと思います。
nariがつくったからあのような形になっているだけで、曲の紹介の仕方も「曲別」「作品別」「アーティスト別」などいくつか切り口が考えられるし、背景のレイアウトはどうするか、試聴先にどの試聴サイトを選ぶか・・・それだけでも千差万別なものができてくるでしょうね。
私は「こんなこといいな できたならいいな♪」じゃないですが、自分だったら即リンクに入れてしょっちゅうお邪魔するのはどんなサイトだろう?ということを考えてつくるように心がけてます。
J研やiTuneは自分が普段使ってることもあっていれたものですしね。
当初J研だけでつくるという案もあったのですが、紹介できる曲が限定されるので最終的に今の形にしました。
レイアウトについては宝塚という華やかな世界をテーマにしたページなので音符をモチーフにどこか女性らしい、かわいらしい感じをイメージ。
なので色は全体的に薄い淡い感じにしてます。
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